おいしい果物
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夏が近くなると食べたくなる
桃！
桃を食べたいなーと思ってみると、黄色の桃やピンクの桃があって、どれを食べればよいか迷ってしまいますね。
今回は桃の中でも「白桃」について、美味しいという人の意見と美味しくないという人の意見をあつめて、「どういった人が白桃を好むのか」ということを書いています。
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白桃について
まずは白桃の説明から。
缶詰ではなく生で桃を食べる時、目にする機会の多い白い果肉の桃は、桃の中でも「白桃」と呼ばれる種類のものです。
その起源は、明治時代に日本に入ってきた中国の「上海水蜜桃」だと言われています。
これが岡山で主に根付き、大久保重五郎さんという方が自然に発生しているのを発見したのが始まりとされ、その品質や果実のつきやすさから普及していきました。
特徴として挙げられるのは、白い桃と書くその名のとおりの、白い果皮です。
何故白くなるのかというと、栽培する際に袋で覆う有袋栽培という方法を用いるためで、この方法だと白い果皮のまま成熟させることができます。
岡山ではこの方法が一般的なのですが、地域によっては日の光に当てて育て、果皮を赤くするところもあります。
白を基調として、ピンクがかっていくグラデーションがとてもきれいです。
現在は品種改良されて、「白鳳」「あかつき」「ゆうぞら」などいろいろな種類が生まれています。
7月の半ばから8月の上旬ころが旬であり、その間にさまざまな白桃を楽しむことができます。
その味わいは、果汁が多くて瑞々しく、強い甘みと少しの渋みがあります。
完熟すると、果皮が手で向けるほど柔らかくなり、まるで香水のような甘い香りも楽しめます。
白桃を食べて美味しかったという人の評価
特徴である白さの他に、甘い香りや果汁の多さ、そしてその強い甘みがおいしいと評判です。
贈り物としてもたいへん喜ばれているため、このような良い評価が多く寄せられています。
白桃を食べて美味しくなかった（まずかった）という人の評価
反対に、「まずい」と低評価を受けてしまった桃の評判を見てみると、どうも白桃がまずいというわけではなくて、時期が悪かったり、硬い桃を買ってしまって、「甘くない」桃を食べてしまったことが原因かと思われます。
「甘さを期待して買ったのに」「二度と買いません」という文言も添えられていることが多いことから、良い評判から柔らかさと甘さを求めて買っただけに、裏切られたと残念に思う気持ちが、このような強い言葉へと繋がってしまったようです。
白桃を買う時のポイント
やはり桃は熟していて甘みのあるものを選びたい！とは思いますが、桃はたいへん傷みやすく、柔らかさを確かめようと指で押すような行為は、それが傷みの原因になってしまいます。
なので、おいしい白桃を選ぶために、触らずにチェックできる方法をご紹介します。
まず見るのは、色です。
果皮が白いものだと分かりにくいかもしれませんが、全体的に青みがかっているものは未成熟です。
また褐色になっているものは、傷みがあるということなので、避けることをおすすめします。
次に注目するのは、その形です。
形がいびつなものは、成長の過程で天候の不順など何かしらの障害がったと考えられ、味にも差が出ることが多いので、避けた方がいいでしょう。
桃の表面にある縫合線と呼ばれる線を中心に、左右対称な丸みがあり、産毛が生えているものがおすすめです。また、傷がないかどうかも、忘れずに確認しましょう。
3つめの見るべきところは、香りです。
食べごろの桃は甘い香りがするので、そっと近づいて確認してみましょう。
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まとめ
白桃はその見た目の美しさと、甘みと酸味のバランスの良さ、柔らかさや果汁の多さなどの理由から人気が高い桃です。
品種改良によってさまざまな種類も生まれ、青森から九州まで広い地域で栽培されており、ちょうど旬がお歳暮のシーズンと重なることから、贈答用として重宝されている品種もあります。
この桃の甘さを存分に味わうには、冷やし過ぎると感じにくくなってしまうので、注意が必要です。
食べごろになるまでは、風通しのいいところで常温保存して、食べる1時間から2時間前に冷蔵庫で冷やすと、おいしく食べることができます。
また、意外かもしれませんが、熟した桃は皮ごと食べることもできるので、今すぐ食べたいけど皮をむくのが面倒だという場合には、かぶりつくのも良いでしょう。
ただし、産毛をそのままにして食べると、口の中が痒くなったり腫れたりすることがあるので、必ずよく洗ってから、薄めの布巾で優しく拭いて取り除きましょう。
果皮と果肉の間が一番甘く、また果皮にはたくさんの栄養（ペクチン、カリウム、ビタミンEなど）があるため、一度は試していただきたい、豪快でおいしい食べ方です。
加工されることの多い黄桃と異なり、白桃は生食として楽しまれることが多いのですが、シロップ漬けにした缶詰や、ゼリーなども販売されています。
旬を過ぎてしまっても食べたい！という時には、そのような加工品を買うことで、まるで完熟した時のような味を味わうことができるので、おすすめです。
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