白桃の旬の時期(食べ頃)や味の特徴(糖度など）を解説

「ピーチカラー」「ピーチスキン」などという言葉があるように、多くの女性にとって桃は果物としてだけでなく、色あいや質感まで非常に馴染みのあるものではないでしょうか？

ピーチカラーとはもともと桃の花の色からつけられた色合いを指しますが、少しオレンジがかった淡い色味は日本人の肌色に馴染みやすく柔らかい印象があります。

そしてピーチスキンとは桃の皮にある産毛があるような柔らかで滑らかな風合いの生地のことを指します。

このように桃はその美味しさや繊細な質感、そして芳醇な香り以外にも、言葉自体が非常に好意的な意味を持って使われていることがわかります。

今回はそんな桃の中でも、特に日本人に馴染み深い「白桃」について、味や見た目、旬などの特徴を解説していきます。

そもそも白桃ってどんな桃？

桃の種類を大きく分けると「白桃」「黄桃」に分かれ、白桃というのは、具体的には果肉が白っぽい色味をしている桃全般を指します。

ただ、白桃といっても桃の種類は非常に多く、種類や生産地によってその特徴が異なります。

生産地としては山梨県で一番多く栽培されており、次に福島県、長野県と続きます。

昔話の桃太郎から連想される岡山県も桃の産地であるとのイメージがあります。

もちろん岡山県でも多くの桃が栽培されており、生産量こそは全国では第6位となっておりますが、岡山夢白桃など美味しいブランド桃が何種類か生産されています。

白桃の食べごろ（旬）について

桃を果物コーナーで見かける頃になると、夏が来たと感じる方がいるように白桃の旬は初夏から始まります。

最近ではハウス栽培のものも市場に出てきているため、早い品種の桃だと5月の中旬ぐらいから店頭に並び始めます。

露地栽培の桃だと食べ頃は7月中旬から8月中旬にかけてですが、産地や種類によって若干時期は異なります。

白桃の味（糖度など）の特徴とは

柔らかい果肉から甘い果汁がたっぷりと出てくる幸せな食感は桃の醍醐味であると言えるでしょう。

多くの種類がありますが、糖度は平均して14度程度あり、ブランド桃、糖度が高い桃だと20度を超えるものもあります。

桃好きの方なら熟した桃を手で剥いて、丸ごとかぶりついたという経験があるかも知れません。

その時、かじる場所によって甘さが違うことには気づいていましたでしょうか？

桃は果肉の位置によって糖度が異なり、木に近い上の部分は糖度が低く、下に行くほど高くなります。

種の周りが酸っぱいのは広く知られていることですが、果肉の場所によって糖度の違いがあるというのもまた桃の特徴であるといえます。

美味しい白桃の選び方や食べ方

スーパーの迷惑行為として挙げられるのが、トレーに乗ってラップがかけられているにもかかわらずその上から、食品を指で押してしまうというものです。

お金を払って買うのだから、できるだけ美味しいとものを選びたい気持ちはわかりますが、ラップの上から桃を指で押して柔らかさを確かめるというのはやめましょう。

見るだけでもできる選び方は桃の表面を見ることです。

皮に張りがあって、溝が浅いものが良いでしょう。手に取って選べるような時には重みがあって、甘い香りがするものは間違いなく食べ頃でしょう。

食べる前に少し冷やしていただくのが美味しい食べ方です。

先述したように、桃は下になるほど糖度が高くなるため、果肉を潰さないように優しく持って皮を剥いたら、縦の櫛形に切り分けます。そうすることで桃の甘みが均一となり、どれを食べても美味しくいただけます。

まとめ

スーパーに桃が並び始める頃は1個あたりの値段も少し高く、手が届きにくい印象の強い白桃ですが、美味しいブランド桃は丁寧に栽培されており、味には値段だけの価値があります。

食べ頃の桃を何種類か買ってみて、お好みの味を見つけてみてください。

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