クインシーメロンはおいしい?まずい?みんなの評判・評価まとめ

赤肉メロン


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夏になると食べたいなーという気持ちが増してくる

メロン

 

一口にメロンといっても、実はメロンにはたくさんの種類があり、有名なものからあまり聞き慣れない無名なものまで色々存在しています。

 

今回は、「クインシーメロン」というメロンを取り上げます。

 

あまり有名ではないメロンなので、「美味しいの?まずいの?他のメロンよりよい?」という意見をいただいたので、今回はクインシーメロンの評判を調査しました。


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クインシーメロンについて

赤肉メロン

まずはクインシーメロンの説明から。

 

クインシーメロンが生まれたのは1988年。

 

横浜植木株式会社がヨーロッパの赤肉メロンである「ボレロ」と、「アールス夏系7号」を交配し、さらに「スーパタチブ」を掛け合わせ、さらに「新宝玉×ふかみどり」を掛け合わせて作ったメロンです。

 

名称は、赤肉から連想される女王「クイーン」と、赤肉系メロンが豊富に含むβカロチンが体に良く、また鉄分も豊富で、貧血予防などの効果も期待できることから健康の「ヘルシー」、この2つを合わせて「クインシー」と名付けられたそうです。

 

外皮は灰色味がかった緑色で、ネット(網目)が入っています。

 

誕生当初は赤肉系メロンは珍しく、独特の香りを持っているため、アールスメロンをはじめとするマスクメロンやプリンスメロン、アンデスメロンなど果肉が緑色の青肉系メロンに慣れている消費者にはまずいとの評判を受けがちで敬遠されていましたが、夕張メロンなど「赤肉系」がメジャーな存在になっていくにつれ、徐々に高評判を得るようになりました。

 

今ではその味もさることながら、他のメロンと比べ日持ちが良く安心して流通できることで、赤肉メロンの代表的品種になりました。

 

赤肉系メロンといえば前述の夕張メロンや富良野メロンなどのブランド品種が有名ですが、スーパーなどで見かける赤肉系メロンは、その大半がこのクインシーメロンと考えて間違いありません

 

産地は東北から九州、そして沖縄まで広範囲にわたり、ハウス栽培も盛んなため一年を通して食べられるメロンですが、生産量の多い茨城県、熊本県では5月から6月にかけて旬の時期を迎えます。

 

糖度が高く果汁量も多いので、ジューシーな食感をお楽しみいただけます。

 

価格は大きさ、品質にもよりますが、ひとつ600円から1000円が一般的で、味も良く安価だと評判で広く出回る青肉系のアンデスメロンとほぼ同等です。

 

クインシーメロンを食べて美味しかったという人の評価

とにかく甘い!これだけ甘くて値段も他のメロンにくらべてコスパがいい!

肉厚でジューシーです。これで赤肉のメロンが好きになりました

 

クインシーメロンをおいしいと評価した方の声では、やはり「甘い」というものが圧倒的に多いです。

 

それもそのはず、糖度は15%から17%で、高級品として知られるアールスメロン(マスクメロン)の約14%をも抑えて、甘い果物の代表であるメロンの中でもトップクラスの糖度を誇る品種なのです。

 

青肉系にはない赤肉系独特の濃厚な甘さが評判です。

 

また、「肉厚」という評価もよく耳にします。

 

果肉がしっかりしていて、とろけるような食感が高評価を得ているようです。

 

「みずみずしい」「ジューシー」といった声も聞かれました。水分量の多さも、この品種の魅力です。

 

クインシーメロンを食べて美味しくなかった(まずかった)という人の評価

なんか匂いが好きじゃない。食べる気なくした

このメロンは苦くて嫌いです。

 

まずいという評価のお客様の声では、「独特の匂いがするような気がする」「香りが苦手」というものが多いです。

 

これはおそらくβカロチンによるもので、あまり得意でないという方が一定数いらっしゃるようです。

 

抗がん作用などもあって健康によく、またこの独特の匂いが好きという方もいらっしゃいますから、豊富なβカロチン量という赤肉メロンが持つ、「諸刃の剣」的な側面と言えます。

 

中には「苦くてまずい」という評価を下した方もいらっしゃいましたが、これは、キュウリと同じウリ科の植物であるメロンの中には、「ククルビタシン」という、苦味の強い成分を多く含む実ができてしまうことがあり、これに当たってしまった可能性があります。

 

メロンなど食用として栽培されているものは品種改良により、現在ではほぼ発生しなくなってはいますが、それでもごくまれにできてしまうそうです。

 

万が一当たってしまった場合は、まずいだけでなく健康被害が起こることもあり得ますので、食べるのをあきらめ、次はおいしい玉にめぐりあえることを祈りましょう。

 

クインシーメロンを買う時のポイント

メロン

お店でよりおいしいクインシーメロンを選ぶ時は、まず外皮のネットに注目して下さい。

 

これが濃く、きめ細かく、多く、全体にまんべんなく入っている玉ほど、中がしっかりと片寄りなく育っています。

 

ネットは果実が成長する過程で外皮にヒビが発生し、それが、怪我が治るようにふさがってできたものです。

 

「育つ」→「ひび割れる」→「ネットでふさぐ」をより多く繰り返した証なのです。

 

均等に入っていれば、実のあらゆる箇所がまんべんなく育った実だということがわかります。

 

ネットをチェックしたら、次に、実を持ってみましょう。

 

ずっしり重量感のあるものは、中に詰まった果汁が豊富な証拠です。

 

きれいな球形をしていれば、まんべんなく入ったネット同様に、片寄りなく育った実、ということになります。


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まとめ

βカロチン、鉄分豊富で健康に良いと評判で、高い糖度とジューシーで肉感豊かな果肉を持つクインシーメロン。

 

赤肉系メロンの持つ独特の風味が好きかどうかでおいしい、まずいの評価が分かれるところはありますが、お店で良い玉を見極めてお求めいただき、ぜひおいしく食べていただきたいと思います。

 

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