ナガノパープルと巨峰の違いを徹底比較

ぶどう


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紫黒タイプのブドウには、アントシアニンというポリフェノールがたっぷり含まれており、目の疲労回復、緑内障予防効果があるほか、抗酸化作用が強く紫外線やストレスで体内に発生する活性酸素を抑制し、アンチエイジング効果も期待できます。

 

そんな体に良いぶどうの中でも、ナガノパープルと巨峰はすごく人気の品種です。

 

ただ、どちらも同じような見た目のため、違いがわからないことが多いです。

 

なので今回はナカノパーブルと巨峰の味や見ため、親品種などを比較し違いを見てみました。


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ナガノパープルと巨峰について

巨峰もナガノパープルも黒系ブドウ品種です。

 

ブドウの交雑種は果粒が黒系のブドウ、グリーン系、レッド系などさまざまです。

 

また、種の有無、皮ごと食べられるものなど、毎年さまざまな品種が誕生しています。

 

ナガノパープルは長野県オリジナルの品種で、巨峰は大井上理農学研究所(現・大井上康学術文献資料館)の大井上康氏により育成されました。

 

巨峰は商品名で、品種名は石原センテニアルです。

 

ナガノパープルと巨峰の違いを徹底比較

どちらも色合いはよく似た黒色系の品種ですが、どんな違いがあるのか、5つの方面から比較してみます。

 

違いもありますが、この2つの品種には共通点もみられます。

 

【親品種】

ナガノパープルは親品種は「巨峰」と、ウズベキスタン共和国で誕生した赤色ブドウの「リザマート」です。

 

リザマートは赤色が美しいヨーロッパ品種のブドウで、皮が非常に薄く栽培が難しい希少種です。

 

品種登録は2004年です。

 

登録された当初は巨峰とロザリオビアンコを交配させたと考えられていましたが、その後の調査によりリザマートが父親であることが分かりました。

 

巨峰は岡山県産の「石原早生(いしはらわせ)」とオーストラリア産のヨーロッパ種「センテニアル」を交配して誕生しました。

 

1942年に育成され、1995年に商標登録されました。

 

ナガノパープルは母親が巨峰なので、巨峰に見た目や味が似ています。

 

ナガノパープルは名前の通り長野県で誕生し、巨峰は静岡県で誕生しました。

 

巨峰という商品名は静岡県から見える富士山に由来しています。

 

どちらも日本生まれのブドウです。

 

【見た目】

ナガノパープル:果粒の大きさは巨峰よりもやや小さめのきれいな球体です。

 

濃い紫黒色をしています。

 

見た目は小ぶりな巨峰といったところでしょうか。

 

巨峰とよく似ているので、巨峰と並んで店頭に並んでいるとほとんど見分けがつきません。

 

皮は果肉にしっかりとくっついているので剥くのは困難ですが、皮ごと食べられます。

 

ナガノパープル1房に、赤ワイン1本分のポリフェノールが含まれています。

 

巨峰は日本における黒色系ブドウの代表的な品種です。

 

大粒で皮の色は黒に近い紫黒です。

 

収穫してから時間がたつと軸の色が茶色くなります。

 

軸がグリーンのものは新鮮です。

 

【旬の時期】

ナガノパープルの旬は9月上旬~9月下旬です。

 

10月中旬頃まで店頭に並びます。

 

おもな産地は長野県須坂市ですが、同じく長野県内の小布施町、高山村などでも栽培されています。

 

2019年までは長野県のみで栽培されるオリジナル品種でしたが、現在は解禁されたため全国に苗が販売されるようになりました。

 

今後、他県でも栽培が進んでいくと考えられます。

巨峰は8月~10月頃に旬を迎えます。

 

5月下旬~7月までハウス栽培のものも店頭に並びます。

 

巨峰の方が出荷時期は長く、長期間楽しめます。

 

ナガノパープルは出回る時期が限られているので、見つけたらためらわずにゲットしましょう。

 

【味】

ナガノパープルの糖度は18~21度ほど。酸味は少なく、甘みが強いです。

 

皮の渋みも加わり味のバランスが良いです。

 

香りも旨みも強い次世代のエースと期待されています。

 

巨峰は糖度18~20度で強い甘みがありますが、ほどよい酸味もあるため爽やかな甘さです。

 

濃厚なコクがあり、1粒でも十分に食べ応えがあります。

 

ブルームと呼ばれる白い粉のようなものが果粒についているものは新鮮で甘みがあります。

 

瑞々しく、そのまま食べても美味しいですが、甘みも香りも強いのでコンポートやジャムにするのもおすすめです。

 

日持ちはあまり良い方ではないので、3、4日以内に食べきるといいでしょう。

 

どちらも瑞々しく甘みと酸味がバランスのよい味わいです。

 

ナガノパープルは皮ごと食べられるので若干渋みを感じますが、その分ポリフェノールをたくさん摂取できます。

 

【値段】

ナガノパープルは1房1,000~2,000円ほどが相場です。

 

流行りのシャインマスカットなどと比較するとかなりリーズナブルです。

 

長野県内のスーパーや直売所、青果を販売しているコンビニなどでも販売しています。

 

最近、全国に出回り始め、徐々に人気が高まりつつあります。

 

巨峰は1房500~1,500円程度。大きさや産地などにより値段は変わります。


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まとめ

ブドウは栄養豊富な果物ですが、特に色の濃い紫黒系のブドウはポリフェノールがたっぷり。

 

アンチエイジングや目の疲労回復などに役立つので、ぜひ積極的に食べたいですね。

 

日本の代表的なブドウ・巨峰と長野県で誕生したナガノパープル、スーパーで見かけたら、ぜひ食べ比べてみてください。

 

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