おいしい果物
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秋の果物の代表格である
梨！
そんな梨の中でも特によく知られているのが
幸水
という種類の梨です。
今回は幸水に関して、どのような梨なのか、味の特徴や選び方・食べ方などを紹介していきます。
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そもそも幸水ってどんな梨？
幸水とは、梨の中でも食べられることの多い、一般的な和梨です。
和梨には、甘みの強い赤梨と、酸味があってすっきりとした味わいの青梨の2種類があり、幸水は赤梨に分類されます。
「早生幸蔵」と「菊水」という品種を掛け合わされて作られたため、それぞれの漢字をひとつずつ取って、「幸水」と名付けられました。
豊水や新水と並んで、「梨の三水」とも呼ばれているほど人気があります。
日本全国で栽培されており、主な生産地は千葉県です。
小さいものから大きいものまでさまざまなサイズが収穫されますが、大きいものほど美味しいと言われています。
長年にわたって、多くの人に愛されています。
幸水の食べ頃（旬）について
食べ頃は、7月下旬から9月上旬です。
他の梨と比較して、やや早めの時期から収穫されるので、その年初めて食べる梨は幸水に決めている、という人もいるほどです。
ただし、夏の暑い時期に出回り始めるため、保存の際には冷蔵庫の野菜室など、冷暗所に入れるのがおすすめです。
なお、冷蔵庫に入れる際には水分が蒸発しないように、新聞紙などにくるんでからビニール袋に入れておくようにしましょう。
幸水の味（糖度など）の特徴とは
糖度は12度前後です。
ただし、食べ頃の時期が7月下旬から9月上旬と2か月近くあるため、収穫時期によってやや糖度が異なります。
出始めの頃はまだ黄緑色をしたものが出回っていて、シャキシャキとした歯ざわりとはっきりとした酸味が感じられます。
さっぱりとした味わいを楽しみたい方におすすめです。
だんだん収穫終盤にさしかかってくると、出回るのは褐色をしたものがほとんどになります。
その頃になると、シャキシャキとした歯ざわりを残しながらも少し柔らかくなってくるのが特徴で、甘みがしっかりと感じられるようになるので、柔らかめの梨や甘い梨が好きな方におすすめです。
収穫時期にかかわらず、皮は薄く、芯が小さめなので、カットしやすいという特徴があります。
また、果汁がたっぷり含まれているので、食べると口いっぱいに、爽やかで上品な果汁が広がります。
梨ならではのシャキシャキとした歯ざわりを楽しみながら、ジューシーな味わいを堪能しましょう。
美味しい幸水の選び方や食べ方
好みもありますが、一番味のバランスが良くて美味しいものを選ぶ際には、色と皮の触り心地から判断します。
まず、赤みがかった薄茶色のものがおすすめです。
黄緑色のものはまだ酸味がはっきりと感じられ、徐々に薄茶色になるにしたがって、酸味が薄れていきます。
さらに赤みがかってくると、甘みが増すのです。
赤みがかった薄茶色のものは、冷蔵庫で冷やしても味がぼやけることなく、甘みがしっかりと感じられ、深い味わいを楽しめます。
次に、皮の触り心地はあまりザラザラとしていないものがおすすめです。
黄緑色の梨の皮を触ると、ザラザラとしているのがはっきりと感じられます。
一方で、赤みがかった薄茶色の梨はしっかりと熟しているため、あまりザラザラしていません。
ただし、あまりザラザラしていなくても、全体的に柔らかすぎたり、一部だけブヨブヨしていたりする場合は、熟しすぎているがゆえに味がぼやけた状態になっているか、腐り始めている可能性があるので、注意しましょう。
美味しく食べるには、冷蔵庫でしっかり冷やしておくのがおすすめです。
7月下旬から9月上旬は1年の中でもっとも暑い時期なので、キンキンに冷えたものを食べれば、体の内側から美味しくクールダウンできます。
爽やかな甘さなので、夏場でもすっきりと食べやすいだけでなく、たっぷりの果汁によって水分が補給され、渇きを癒すことができます。
水分を多く含む幸水は冷蔵庫で1週間程度しか日持ちしないので、食べ切れない場合は冷凍するのがおすすめです。
ただし、カットした状態で冷凍しても、解凍する際に果汁が先に流れ出て、食感が悪くなってしまいます。
そのため、ひと手間かかるものの、ミキサーでピューレ状にしてから、ジッパー付きの袋に入れて冷凍するのがおすすめです。
なお、梨はリンゴと同様に、酸素に触れると、カットした面が茶色に変色する性質を持っています。
そのため、ミキサーでピューレ状にすると全体的に茶色に変色し、味は変わらないものの、見た目が悪くなってしまいます。
この変色を防止するためには、レモン汁を加えましょう。
ピューレ状にて冷凍しておいたものは、そのままシャーベットとして食べる他に、さまざまなフルーツや野菜、牛乳などを加えて、スムージーにして楽しむことができます。
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まとめ
主に千葉県で生産されている幸水の食べ頃は、7月下旬から9月上旬です。
糖度は12％前後で、爽やかでジューシーな味わいを楽しめます。
赤みがかった薄茶色で、皮を触ってもあまりザラザラしていないものが、味のバランスが良くておすすめです。ぜひ、よく冷やして食べてみてください。
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