おいしい果物
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アップルパイやアップルタルトなどりんごを使ったスイーツはみんな大好きで、人気があります。
日本でもレストランやカフェで食べるリンゴを使ったデザートがおいしかったので、家でも挑戦してみようと作ってみたら、なんだか甘ったるくなってしまったという経験をお持ちの方もいるのではないでしょうか？
りんごには様々な種類があり、糖度、酸味、食感にそれぞれの特徴があります。
そしてリンゴのスイーツを作るときによく使われる酸味のあるリンゴが紅玉です。
今回はりんごの紅玉について詳しく紹介していきます。
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そもそも紅玉ってどんなりんご？
紅玉は小ぶりのリンゴでスーパーなどでは、一般的に見かけます。
原産地はアメリカで、日本には明治初期に伝来したと言われています。
アメリカではジョナサンという呼称で呼ばれ、日本に入ってからは地域ごとに様々な呼称で流通していましたが、同じ品種で呼称が異なることに不具合が生じたため、明治中頃になって名称が統一されることとなりました。
日本では主に、青森県、長野県、そして山形県で生産されており、国内に流通するこの種類のリンゴはほとんどこの３県で生産されています。
紅玉の食べごろ（旬）について
旬は10月〜11月ごろで、産地により多少の前後はありますが、食べ頃もちょうどこの時期に当たります。
食べ頃の時期は果汁をしっかりと含み、綺麗に赤く色付いています。
りんごは生育サイクルが早い野菜のように、1年に何度も収穫できるようなものではなく収穫の時期は年1回だけです。
ではどうしてりんごは年間を通じて売り場に並んでいるのでしょうか？
もちろん輸入品が店頭に並ぶ場合もありますが、りんごは鮮度を保つ特別な貯蔵冷蔵庫を利用することで、長期保存が可能となっているのです。
CA冷蔵庫と呼ばれる、酸素濃度を1/10の量に減らし、低温で湿度を保った冷蔵庫に貯蔵することで、ただ低温貯蔵するよりもさらに長期間にわたって、糖度と鮮度を保つことができます。
りんごは収穫後も呼吸をするように酸素を吸収し、水分を発散するという特徴があります。
このため鮮度の落ちたリンゴは、パサパサして美味しくないと感じてしまうのです。
この特徴を逆手に取り、酸素量を減らし、湿度をあげることにより、長期間の保存が実現できることとなりました。
この理論は家庭で購入したりんごにも適用できます。
りんごをたくさんもらった場合などには、りんごを新聞紙などに包み、１つ１つビニール袋に入れて密閉し、冷蔵庫で保管することで酸素濃度を減らし、乾燥を防ぐことができるので長く鮮度を保つことができます。
そのまま保存した場合ときちんと保存した場合の味の変化を試していただくと実験のように楽しく、その効果を実感できることでしょう。
紅玉の味（糖度など）の特徴とは
糖度は他のリンゴよりはやや低めで、爽やかな酸味が特徴です。
果実はシャッキリとした歯応えがあり、加熱しても煮崩れないという特徴があります。
りんごの酸味がお好きな方はそのまま食べるのも良いでしょう。オーガニックのリンゴが手に入った場合には、皮にも栄養素が多く含まれていますので、外国映画のようにそのまま齧り付いて食べてみるのもおすすめです。
美味しい紅玉の選び方や食べ方
綺麗な赤色で、艶があり、重みを感じられるものを選ぶと良いでよいでしょう。
おすすめの食べ方はイギリスの定番デザート、アップルクランブルです。
日本のアップルパイは冷蔵されて販売されているものが多いですが、アップルクランブルはオーブンで焼いて、温かいカスタードクリームをかけて食べるのが特徴です。
酸味があり、煮ても焼いても果肉がドロドロにならないりんごはアップルクランブルにぴったりです。伝統的な作り方もありますが、レンジでも簡単に作れますので、ぜひお試しください。
材料は紅玉1個、グラハムクッキー4枚、バター20g、ブラウンシュガー大さじ１、お好みでカスタードクリーム以上です。
作り方はまずリンゴの皮を剥き、一口サイズくらいに切ったら耐熱皿に入れ、ブラウンシュガーを振りかけます。
次にグラハムクッキーを袋に入れ軽く砕きます。バターを溶かし、砕いたクッキーと混ぜたらりんごの上に乗せましょう。
600wのレンジで15分ほど加熱します。
火傷しないように気をつけて、耐熱容器を取り出したらお好みで温めたカスタードクリームをかけていただきます。
紅玉が出回る食べ頃の季節にぴったりの温かいデザートが簡単に作れますので、ぜひお試しください。
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まとめ
酸味と甘味のバランスを楽しめる紅玉ですが、そのまま食べると酸っぱくてあまり美味しいと感じられない場合には、スイーツにして食べるのがおすすめです。
家にあるような材料を使って簡単にレンジで作れるレシピもたくさんあるので、旬の季節にその酸味を生かして、美味しく召し上がってみてください。
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