おいしい果物
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アメリカンチェリーは黒が混じった深みのある紅色が特徴のさくらんぼです。
今回はそんなアメリカンチェリーの特徴を徹底解説し、主な品種についてもご紹介します。
また、ブラックチェリー、ダークチェリーとの違いも合わせて解説しますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
このページの目次
アメリカンチェリーはアメリカで栽培され、輸入されているさくらんぼの総称
一般的にアメリカンチェリーとは、アメリカから輸入されているさくらんぼを指しています。
よく品種名と勘違いされることもありますが、あくまで総称ですのでアメリカンチェリーの中にはさらに多くの品種が存在します。
ここからはアメリカンチェリーの産地と旬、栄養価を解説します。
味や食感、色については品種別でご紹介しますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
アメリカンチェリーの産地と旬
すでにお伝えしていますが、アメリカンチェリーはアメリカで育てられたさくらんぼのことを指します。
細かい産地別の旬は下記の通りになります。
- カリフォルニア州…5月上旬頃～6月下旬頃
- オレゴン州…6月中旬頃～7月下旬頃
- ワシントン旬…6月中旬頃～7月下旬頃
日本の店頭に並ぶのは5月頃から7月頃になりますので、出回り期は国内のさくらんぼとほぼ同時期といえます。
アメリカンチェリーの知られざる栄養価
アメリカンチェリーには、カロテンや鉄分、食物繊維が豊富に含まれています。
また、日本のさくらんぼよりもポリフェノールが豊富で、アメリカンチェリーの深い紅色はポリフェノールの一種であるアントシアニンの栄養色素といわれています。
その他にもビタミンやカリウム、ケルセチンといった栄養素を少量ながらバランスよく含んでいるので、貧血予防や高血圧予防、疲労回復などに効果的です。
味や食感、色は品種によって異なる！アメリカンチェリーの主な品種をご紹介
ここからは主な品種である、ビング、レイニア、ブルックスを紹介し、それぞれの味や食感、色を解説します。
◆ビング
日本に輸入されているアメリカンチェリーのうち、9割はビングです。
そのため、日本ではビングチェリーのことをアメリカンチェリーと呼んでいることが多く、アメリカンチェリーの主力品種として知られています。
表面の色は赤黒く、果肉は赤紫色でサイズは大きめです。
食味に関しては酸味が少ないため、強い甘みを感じやすいという特徴があります。
日本に多く輸入される背景に果肉が固く、日持ちしやすい点が関係しており、長距離の輸送に耐えられるということで国内に多く流通しています。
◆レイニア
ビングとバンから生まれた品種で、クリーム色と紅色が混ざった色味は日本のさくらんぼによく似ています。
果肉は柔らかく、ジューシーで濃厚な甘みを持っています。
大きめなサイズと肉厚さで食べ応えもあり、ビングが苦手でもレイニアは食べられるという人も多く存在するようです。
収穫期が短く、流通している量も少ないため、ビングより価格は高くなっています。
◆ブルックス
アメリカンチェリーの早生品種で、ビングとレイニアから生まれた品種です。
見た目はビングとよく似ており、アメリカンチェリーの中でも特に高い糖度が特徴的です。
早ければ4月には収穫され、市場に最も早く登場するアメリカンチェリーです。
同じもの？別物？ブラックチェリーとダークチェリーとの違い
アメリカンチェリーと同じようによく聞く言葉として、ブラックチェリーとダークチェリーがあります。
アメリカンチェリーと同じものなのか別物なのか、それぞれ解説していきますね。
◆ブラックチェリー
ブラックチェリーは木材のブラックチェリー材のこと指しています。
アメリカンチェリーはセイヨウミザクラの木から実がなりますが、ブラックチェリーの木はウワズミザクラとなり、同じ桜でも種類が違います。
実は食べられますが、果実として流通することは少なく、主に鳥や小動物が食べています。
◆ダークチェリー
ダークチェリーは、特定の品種を指したものではなく、アメリカンチェリーのことを指した呼称です。
これはレイニアなどの一部品種を除き、アメリカンチェリーのほとんどが明度の低い赤黒い色をしていることからきています。
アメリカンチェリーとダークチェリーは同じものであり、どちらも品種名ではありません。
【まとめ】アメリカンチェリーの中でも品種は様々！日本で手に入りやすいビングとレイニアなら食べ比べもできるかも
アメリカンチェリーはその名の通り、アメリカで栽培されているさくらんぼのことを指し、その中でさらに細かく品種が分かれています。
日本のスーパーで見かけるアメリカンチェリーのほとんどはビングなので、アメリカンチェリーという品種だと思って食べていたという方も多いのではないでしょうか。
どうせなら、ビング以外のアメリカンチェリーも食べてみたい…
そんな方におすすめなのがお取り寄せです。
実はネット通販でビングの他にレイニアを購入することができます。
レイニアはアメリカンチェリーの固定観念を覆す、赤黄色の見た目をしているのでビングと共に購入し、食べ比べをしてみるのもいいかもしれません。
また、旬の時期にアメリカに行くことがあれば現地で数種類、食べ比べをしてみるのもいいですね。
これを機にアメリカンチェリーについての理解を深め、国内のさくらんぼとはまた違ったおいしさを味わってみてはいかがでしょうか。
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