西宇和みかんの旬の時期(食べ頃)や味の特徴(糖度など）を解説

愛媛県は全国的にみかんの名産地として知られており、その西宇和地域で栽培されているみかんを「西宇和みかん」と言います。

西宇和地区では温暖な気候とみかん栽培に適した地形を生かし、120年以上もの間、温州みかんの栽培に取り組み、現在もなお、美味しいみかんを作るための努力を惜しみなく続けています。

今回は西宇和みかんの特徴について紹介します。

そもそも西宇和みかんってどんなみかん？

西宇和みかんとは特定のみかんの種類を指すものではなく、愛媛県の最西端にある、佐田岬半島を含む西宇和郡地域一帯で生産されているみかん全般を指します。

品質が良く、全国的にもその美味しさが知られていることから、JAにしうわが伊方市、八幡浜市、そして西予市の3市で生産されたみかんをブランド化し、その名称として「西宇和みかん」と呼ぶようになったのです。

ブランドの証として、2018年からはNマークが商品の梱包材や販促ツールに使われています。

引用：https://nishiuwamikan.com/logo/

品質の証ともなるマークであり、商品の購入時や店頭で見かけた場合に、すぐに分かることでしょう。

西宇和みかんの食べごろ（旬）について

西宇和みかんとは、オレンジ色のNマークがついているブランドみかんです。

この地域で生産されている温州みかん全般のことを言いますので、みかんの種類によって、食べ頃が異なります。

温州みかんは冬に旬を迎えるものが多く、ポンカン、宮内伊予柑、甘平、ハウス栽培のせとかなどは、1月中旬から2月いっぱいくらいが食べ頃となります。

そして、露地栽培のせとかが出始める3月くらいからは、はるかや清美タンゴールが食べ頃を迎え、4月になるとニューサマーオレンジ、河内晩柑といったみかんが旬を迎えます。

みかん栽培に適した土地柄を生かし、さまざまなみかんを栽培していることから、1月から5月中旬ごろまで、多くの種類のみかんが順番に食べ頃を迎えるのです。

西宇和みかんの味（糖度など）の特徴とは

ほとんどが温州みかんということもあり、甘くて、外皮が薄く柔らかい品種が多いというのが特徴です。

みかん作りに適した土壌で育てられているため、品質が良く、糖度が高く、ジューシーな味わいが楽しめます。

じょうのう膜と呼ばれる内皮も柔らかいので、皮を剥いたら房ごと食べられることも大きな特徴の1つです。

美味しい西宇和みかんの選び方や食べ方

糖度が高く、ジューシーなみかんばかりですのでそのまま召し上がっていただくのが一番ですが、ブランド推進を行っているJ Aにしうわでは、さまざまな食べ方を紹介しています。

レストランとのコラボレーションやパティシエールの提案するメニューなど、みかんはそのまま食べるもの、という概念をいい意味で裏切ってくれています。

公式ページから、さまざまな情報とともに、オリジナルレシピが数多く紹介されていますので、ぜひ一度ご覧ください。

⇒西宇和みかん公式ページ

季節に応じた食べ頃のみかんを調べることもできますし、選び方もプロの目線からのアドバイスなので、非常に参考になります。

まとめ

野菜や果物は味が安定していないこともありますが、ブランドみかんである西宇和みかんは、確かな品質のものにだけNマークがつけられています。

ただのみかんとは異なるブランドみかんの品質は食べてみてこそわかるというものです。

ぜひNマークのついた旬の美味しいみかんを食べて、口いっぱいに広がる果汁と甘味を心ゆくまで味わってください。