おいしい果物
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栄養価の高さからスーパーフードとして人気を博している
クランベリー
最近日本に出回ってきた果物なので、一体どういう果物なのか、詳しく知っている人が少ないです。
なので今回はクランベリーがどういった果物なのかということを詳しく説明していきます。
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このページの目次
そもそもクランベリーってどんなフルーツ？
ヨーロッパ北部をはじめ、アジア北東部、北アメリカなどに自生する低い木になる実で、ツルコケモモなどの名前でも知られています。
つるのような枝が特徴的ですが周囲の木に絡みつくことは無く、地を這うように成長する植物です。
木の高さも20cm程度で、暑さに弱く寒さに強い植物です。鮮やかな真っ赤な実は直径が6～10mmとそれほど大きくはなく、食用に育てられる他、観賞用として鉢植えでも広く流通しています。
初夏に咲く花は実と逆の真っ白で、外に向かって広がる4枚の花弁が特徴です。
イカリソウやカタクリの花に似ており、ブルーベリーやつつじと同じ時期に開花します。
ベリーの名がついているもののラズベリーやブラックベリーのようなバラ科イチゴ属では無く、ツツジ科スノキ属で、植物としては全く別の種類です。
皮は赤いですが、実は白く中は空洞です。
クランベリーの食べごろ（旬）について
実は9月頃から色づき始め、10月になると真っ赤に染まります。
収穫時期もこの時期で、赤く熟した旬の実から収穫していきます。
寒冷の湿地を好む植物であることから、暖地ではきれいな赤に熟さないことも少なくありません。
そのため色づき具合からも適した地で栽培された食べ頃の実であるかどうかを判断しやすいです。
つやつやとした実は赤く宝石のようで、いつまでも眺めていられるほど可愛らしいため、限界まで熟れるまで収穫を待つことも少なくありません。
クランベリーの味（糖度など）の特徴とは
見た目の可愛らしさとは反対に味は旬の時期でも酸っぱく渋みがあるのが特徴です。
食感はサクッと果実らしいものの糖度は無くえぐみもあるので生食には不向きです。
栄養価は非常に高く、抗酸化作用を持つポリフェノールのプロアントシアニジンの量は他の果物と比較しても非常に多いです。
また強い殺菌作用、老廃物の排出を促す働きを持つキナ酸、ホルモンバランスを整えるビタミンE、善玉菌を増やし腸内環境を改善するペクチンなどの栄養も豊富です。
これらの栄養は美肌や冷え性にも効果を発揮してくれるので、健康はもちろん美容面でも嬉しい効果が期待できます。
美味しいクランベリーの選び方や食べ方
クランベリーは生食には不向きで加工して食べることがほとんどであり、また糖度も高く無いことから、食べ頃については基本的に色づきや実の大きさから判断します。
生食向きではないことからそもそも国内で実が流通することも少なく、買い求めるのであれば品揃いの良い大型スーパーや直売所などをチェックしてみると良いでしょう。
また大量に手に入れたいのであれば、産地直送で取り寄せをすると便利です。
自宅で栽培、収穫をする際には実が大きく張りがあり、赤く色づいた旬のものから採っていくと良いでしょう。
食べ方については、ジャムやジュース、ドライフルーツ、ソースなどにするのが一般的です。
クランベリーは食べ頃の実であっても糖度が少ないので、ジャムやジュースにする場合には砂糖でしっかり甘みをプラスする必要があります。
またえぐみが非常に強いことから、加工する際はあく抜きも必須です。
じっくり煮詰めたり重曹を利用してしっかりあく抜きをしないとえぐみが残って食べられたものでは無いので気を付けましょう。
実の流通は少ないもののジュースやソースの加工食品としては様々な商品が販売されているのでこちらを利用して食卓に取り入れていくと便利です。
ヨーグルトや牛乳などと混ぜれば簡単にジュースができ、食卓に栄養もプラスできるでしょう。
そのまま炭酸で割ってもすっきりとして飲みやすいです。
ただ加工品を利用する場合には、甘味料や着色料といった添加物が含まれていないものを選ぶことが大切です。
加工し冷凍やドライフルーツとして販売されているものであれば、ケーキやゼリーのトッピングとして利用するのがおすすめです。
ドライフルーツは購入した実を自分でも加工しやすいので、あく抜きして干したあと砂糖漬けにすると簡単に作れます。
生の実を自宅で加工する場合、酸味が強いので日持ちはするものの放っておけば当然傷みやカビなどが発生してくるので、綺麗に洗ったあと冷蔵や冷凍で保存しておきましょう。
砂糖と白ワインで煮詰めジャムにしておくとより長く保存ができますし、スイーツや料理などにもより手軽に利用できるようになります。
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まとめ
クランベリーは赤く艶々と輝く見た目が魅力的な果物ですが、生食用には向かず流通量も少ないのでドリンクやソースに加工された食品を利用するのが最も手軽です。
美容に嬉しい栄養が豊富、また便秘の改善も効果ができるので悩める人は日頃の食事のアクセントにプラスしてみてください。
ジャムやドライフルーツであればヨーグルトなどのトッピングとしてより手軽に取り入れられるでしょう。
寒冷地であれば自宅でも簡単に栽培できるので、鑑賞を兼ねて育ててみるのもおすすめです。
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