おいしい果物
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近年、高級フルーツギフトやスイーツ店でも人気のシャインマスカット。
鮮やかな黄緑色の粒は、光沢もあり見栄えがするフルーツとして、人気上昇中です。
今回はそんなシャインマスカットが普通のマスカットとどのように違うのか、その魅力と特徴をご紹介します。
シャインマスカットを食べたことがある方も食べたことがない方も、ぜひ最後まで読んでみてください。
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このページの目次
シャインマスカットと普通のマスカットの比較でわかる3つの違い
まず、マスカットについて簡単に説明します。
ぶどうにはヨーロッパぶどうとアメリカぶどうがあり、マスカットはヨーロッパぶどうに分類される地中海地方生まれのぶどうです。
マスカットという名称の由来は「麝香（ムスク）」から来ており、香りの強さ、素晴らしさを意味しています。
マスカットの中でも特に最高級品種として挙げられるのが「マスカット・オブ・アレキサンドリア」で、果物の女王様とも呼ばれているんです。
ちなみに、黄緑色の皮を持つ「白ぶどう」全般をマスカットと指すことがありますが、これは間違いでマスカットには紫色の皮を持つものもあります。
マスカットの分類は皮の色でされているのではなく、香りの種類でされていますので、ぜひ覚えておいてくださいね。
では、マスカットに関する基本知識を学んだところで、いよいよシャインマスカットの特徴に迫りましょう。
シャインマスカットは日本生まれの新しい品種
シャインマスカットは「安芸津21号」と「白南」を交配して生まれたぶどうで、2006年に品種登録されました。
親である安芸津21号は「スチューベン（アメリカ系）」と「マスカット・オブ・アレキサンドリア（ヨーロッパ系）」を交配して生まれた品種であるため、実は「シャインマスカット」という名前がついているのにアメリカぶどうの血も混じっています。
つまり、シャインマスカットはヨーロッパぶどうとアメリカぶどうのハイブリット品種でかつ、日本で生まれた品種ということになります。
元々、ヨーロッパぶどうは病害に弱く、実が弾けやすいという性質があるため、雨の多い日本での栽培は難しいとされていました。
そこで病害に強く、栽培がしやすいアメリカぶどうとの交配で、日本でも栽培できるシャインマスカットが誕生しました。
先ほどご紹介したマスカットの説明では、ヨーロッパ生まれであることを1つの条件として挙げていますので、シャインマスカットがマスカットに分類されるかどうかは定かではありません。
ただ、マスカット特有のマスカット香は強く受け継いでいますので、そういった意味ではマスカットに分類されるかもしれませんね。
シャインマスカットは種がなく、皮ごと食べられる
シャインマスカットはヨーロッパぶどう特有の柔らかい皮とアメリカぶどうの栽培しやすさを兼ね備えたいいとこどりの品種です。
そのため、普通のマスカットと違い、種なしで栽培することができます。
また、果肉に密着している皮は非常に剥きにくいのですが、表面が薄いため皮ごと食べることができ、結果パリッとした独特の食感を楽しむことができます。
シャインマスカットは貯蔵性が高く、ギフトにも最適
シャインマスカットは、普通のマスカットに比べて実の締まりがよく、日持ちしやすいという特徴があります。
早いもので5月には収穫が始まりますが、一般的には7月から12月まで出回る長期出荷可能なフルーツです。
シーズンが長いことから母の日・父の日ギフトやお中元、お歳暮など様々なシーンでの贈り物として喜ばれるほか、最近では専用の冷蔵庫でさらに長期保存ができるようになっており、クリスマスや年末年始の時期にも食べられるようになっています。
シャインマスカットが高級な理由
シャインマスカットは近年、人気上昇中ではありますが、高級フルーツとしてのイメージも強く、ご自宅で食べるのに敷居を高く感じる人も少なくありません。
ここからは、なぜシャインマスカットが高級であるのか、その理由を3つ解説します。
果物の王様「マスカット・オブ・アレキサンドリア」以上の香りを持つ
シャインマスカットは、マスカットの頂点「マスカット・オブ・アレキサンドリア」以上の香りを持つといわれています。
マスカット・オブ・アレキサンドリアは、その上品な香りと濃厚な甘みで果物の王様とも呼ばれるくらい高貴なフルーツとして知られています。
その血を受けつぐシャインマスカットは、マスカット・オブ・アレキサンドリア以上の強いマスカット香を持ち、同等の甘みがあるとされていることからその優れた香りと食味で高級なイメージがついています。
種なしで皮ごと食べられる手軽さが人気を集めている
シャインマスカットは従来のマスカット同様、皮ごとで食べられるという利点の他に、種なしという秀でた特徴があります。
これはアメリカぶどうの性質を受け継いだことから可能になった特徴ですが、実は種なしにするためには1房ずつジベレリン処理をしていかなければいけません。
この手間が価格の高騰に繋がっているのですが、それ以上に種なしで皮ごと食べられるという手軽さが人気を博し、さらに価値を高めているといえるでしょう。
新しい品種で生産量が少なく、希少性が高い
シャインマスカットは先ほどお伝えした通り、2006年に誕生した新しい品種です。
作付面積は伸びていますが、それでも生産量はまだ少なく、希少性が高くなっています。
早い段階でその優れた食味を評価され、人気に火が付いたため需要が高く、それに見合った供給バランスが取れていないため相場が高くなっています。
ただ、旬を迎える8月から9月は出荷量も多く、比較的手頃な価格で購入することができるのでおすすめです。
せっかくであれば、特に美味しい名産地でできたシャインマスカットがおすすめです。以下記事にてシャインマスカットの名産地について書いているので合わせて見てみてください。
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【まとめ】シャインマスカットはヨーロッパぶどうとアメリカぶどうのハイブリット品種
今回はシャインマスカットの特徴と高級な理由を解説しました。
シャインマスカットは誕生して早々、高級フルーツの仲間入りを果たしましたが、最近では飲食店でタルトやパフェで使われている場合があるため、食べることもできます。
そのまま食べるのもタルトやパフェで食べるのも美味しいシャインマスカットをぜひ堪能してみてください。
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