おいしい果物
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貴味（タカミ）メロンという名前を聞いたことがある人は、メロンが大好きな人か、メロン通の人かもしれません。
メロンの旬の季節は種類によって異なり、その味わいや形もそれぞれ生産者さんがこだわり、ブランド名をつけています。
今回はそんなタカミメロンについて、他のメロンとの違いや、食べ頃はいつか、どういう食べ方がおいしいかなど、詳しく解説します。
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このページの目次
そもそもタカミメロンってどんなメロン？
貴味メロンは1990年に日本で生まれた国産のメロンです。
品種を掛け合わせる「交配」で作られた、いわゆる「箱入り息子」です。
父方はアムス系、母方はハネデュー系と呼ばれる品種で、純正ハーフのハンサムボーイと言えるかもしれません。
そのルーツは台湾からとも言われています。
メロンの果肉は大きく分けて、緑、白、赤の3種類がありますが、貴味メロンはきれいな黄緑色の果肉をしています。
赤肉がクイーンと呼ばれるなら、こちらはプリンス的な存在です。
外観はきれいな網目模様で、円形や楕円形があります。
他のメロンよりもより網目が細かく、凹凸があまりないのが特徴です。
タカミメロンの「タカミ」は「高貴な味」を意味しています。
味わいが上品で、高貴さを感じられるところから、この名前がつけられたと言われています。
風格もあり、メロンの王道である緑色のエメラルドグリーンがひときわ美しく、ピッタリの名前です。
誕生した時は黄緑色の貴味メロン1種類だけでしたが、2012年に「タカミレッド」と呼ばれる赤い果肉のメロンも登場し、話題になっています。
タカミメロンの食べごろ（旬）について
食べ頃は、5月頃から8月頃にかけて一番おいしいと言われます。
一番の旬は6月と7月です。
この時期にかけて出荷されるメロンは、早熟の状態で店頭に並びます。
常温で保存し完熟するまでに1週間程かかります。
複数の地域でとれる上に完熟までに時間がかかるので、店頭に並べられる時期を計算してその土地でとれる旬のメロンを出荷します。
貴味メロンの産地は主に千葉県が多いのですが、今では茨城県、青森県、北海道でも作られています。
旬の食べ頃はそれぞれの地方の夏の時期と重なっています。
ハウスメロンですので、温度調節もある程度管理されていますが、からっとした気候と適度な夏の暑さがあると、よりメロンが甘くなるのです。
（補足）
タカミメロンの名産地の情報、タカミメロンの中でも特に美味しいブランド化されたメロンの情報は以下記事で詳しく書いています。
⇒タカミメロンはどこ産がおいしい？名産地とブランドタカミメロン情報
タカミメロンの味（糖度など）の特徴とは
このメロンの味は、果肉はやわらかくしつこくない甘さが特徴です。
糖度は16～17度と高いのですが水分をたっぷりと含んでいるため、ジューシーで後味がすっと消えていきます。
ついつい後を引いてしまい、また食べずにはいられなくなります。
口の中いっぱいにひろがるメロンの香りがたまりません。
美味しいタカミメロンの選び方や食べ方
店頭で選ぶ時は、まず網目をチェックしましょう。
網目は皮から果汁がしみだしてできたものなので、メロンの網目は均等に細かく入っているほど果汁が多くジューシーなメロンだといえます。
また皮の部分はメロンが完熟なるとうすいレモン色っぽい色になってきます。
次に、持った時に香りが漂っているかを確認します。
完熟メロンは、その素晴らしい芳香でおいしさがわかります。
もぎ取られたメロンはまだ生きて日々熟していきます。
店頭では少し若いメロンが売られていますので、購入時に香りがなければ、家で常温で保管してください。糖度が高くなり香りがしてきます。
他にチェックするポイントは、メロンの頭の部分です。
タカミメロンにはツルと呼ばれる部分がありません。
ツルはカットされて店頭で並びます。切り口が黄色か飴色ぐらいになっていると、食べ頃です。
メロンの頭頂部からおしりにかけて縦に割ると、中心に種があります。
糖度は皮と実の間が一番高いと言われています。
熟した状態のメロンを3時間ほど冷やして、4分の1に縦に割ってスプーンですくって食べると、最も甘味を感じられます。
冷蔵庫に入れっぱなしにすると、熟さずに甘味を感じないかもしれません。
熟すまでは、常温で日光の当たらない場所に置いてください。
熟した後は、遅くても2週間ほどで食べきってしまうことをおすすめします。
メロンを切った後は、ラップなどで包んで乾燥を防ぎ、冷蔵庫に入れてください。
皮を取り除き、カットして冷凍するのも1つの方法です。
長い間冷蔵庫に入れておくと甘味を逃してしまい、味がしないメロンに変わってしまいます。
新鮮な間に食べるか、冷凍してジュースや加工して食べるのが、美味しく食べる秘訣です。
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まとめ
メロンにはカリウムやたんぱく質を分解する酵素もふんだんに含まれており、ヘルシーフードとしても注目されています。
タカミメロンの食べ頃や特徴が理解できたら、今年はよく吟味して、美味しいものを選んでみてください。
1,000円から2,500円と手ごろに買える金額なのも嬉しいですし、産地が異なるタカミメロンを食べ比べてみるのも楽しそうです。
シャキシャキした歯ごたえとしつこくない甘味がいくらでも食べられる、無限メロンとなるに違いありません。
オレンジ色の果肉のタカミレッド、こちらもぜひお試しください。
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