太秋柿の旬の時期(食べ頃)や味の特徴(糖度など)を解説

太秋柿


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百貨店や高級食材スーパーに買い物に行くと、旬の果物が美しく陳列されていて見ているだけでもワクワクしますよね。

 

最近は初めて聞く名前のブランド果物も増えてきており、日々美味しい果物を作るためにさまざまな研究されているのだなと感じます。

 

特に秋になると旬の果物がたくさん並び、目移りするほどです。

 

お高い果物が多い中、柿は比較的お手頃な価格で食べ頃の物が買えるので毎年買うという方も多いことでしょう。

 

富有柿、次郎柿とブランド柿が並ぶ中、「太秋柿」という大きめの柿も旬の時期になると売り場に並びます。

 

他のブランド柿とどんな違いがあるのでしょうか?


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そもそも太秋柿ってどんな柿?

太秋柿

この柿は比較的新しい品種のもので、登録されたのが1994年となります。

 

富有柿をもと、次郎柿など他の柿と掛け合わせて開発された甘柿です。

 

大きな特徴は一般的な柿と比べて、大玉であること、そして果肉が柔らかくサクッとした歯ざわりであることが挙げられます。

 

大きな柿には大きな種が入っているような印象がありますが、種がほとんど入っておらず、あっても数個程度のものが多いのです。

 

品種登録されてからまだ年数があまり経っていないことから、知名度はそう高くはありませんが、独特の食感と果汁が多く食べ応えのある大玉の柿として人気が出てきています。

 

太秋柿の食べごろ(旬)について

主な生産地は熊本県であり、全国シェアのほぼ半数以上を占めています。

 

熊本県以外での主な産地も九州や四国地方が多く、10月に入る頃から収穫時期を迎えます。

 

一般的な柿の旬は11月以降となるものが多く、食べ頃もその時期となりますが、太秋柿は10月中旬ごろから旬を迎え、食べ頃の時期もちょうどその頃となります。

 

太秋柿の味(糖度など)の特徴とは

太秋柿

糖度は高く、平均して17度から18度あります。

 

また果汁を多く含み、果肉の食感が良いことから、まるで梨を食べているような感覚がするという方もいるほどです。

 

柿の食感といえば、固いか柔らかいかのどちらかという印象が強いため、新食感の柿だと称されることもあります。

 

外皮の筋が入りやすいという特徴もあり、細かい日々のようなものが表面に現れている場合もあります。

 

実はこの筋は糖度が高くなる時にできるもので、柿が甘い証拠なのです。柿を皮ごと食べる方はあまりいないと思います。

 

もし傷物のような扱いで安く販売されている場合には、ぜひ買って見てください。

 

皮を剥いてしまえば中身は糖度の高い柿なので、美味しいブランド柿を安く手に入れられる裏技だと思ってぜひお試しください。

 

美味しい太秋柿の選び方や食べ方

太秋柿の特徴として、甘みが増してくるに従って表面にひび割れが出やすいということもあり、果実の色合いが比較的淡い色合いの頃から収穫が始まります。

 

柿といえば濃いオレンジ色をしているものが甘く美味しいと思いがちですが、この品種は渋みが抜けるのも早いため色づく前のまだ緑色が残っているような状態でも、甘みと食感を楽しむことができます。

 

色合いにはあまりこだわらず、持った時にしっかりと重みを感じられるものを選ぶようにしましょう。

 

 

ふるさと納税などを利用して、一度にたくさん届けられるような場合にはヘタを下にして、1つ1つラップに包んだ状態で冷蔵庫に入れておくと水分が抜けるのを防ぐことかできます。

 

柿はヘタの部分が乾燥してくると、水分が抜け柔らかくなっていきます。

 

さらに長持ちさせたい場合には、ヘタの部分が乾燥しないように湿らせたキッチンペーパーなどを当て、その上からラップで包むことによって保存期間を伸ばすことができます。

 

丁寧に保存していたにもかかわらず、柿が柔らかくなってしまったという場合には、デザートを作ってみるのも良いでしょう。

 

柿にはペクチンというゲル化効果の高い糖分が含まれていますので、牛乳と混ぜるだけで簡単にプリンのようなデザートが作れます。

 

たったそれだけで?と思われる方もいるかも知れませんが、フルーチェというミルクと混ぜるだけで簡単にデザートを作れるアレと同じようなものだと思ってください。

 

作り方も非常に簡単です。柔らかくなっている柿の皮と種を取り除きミキサーに入れ、重さを計ります。

 

ミキサーがない場合は、おろし金などですりおろしても良いでしょう。

 

柿の分量が200gあれば、牛乳はその半分の量を用意します。

 

ボウルに入れてかき混ぜた後、容器に入れて冷蔵庫で冷やしましょう。ただこれだけで、いわば自家製フルーチェの出来上がりです。

 

柔らかい柿が苦手な方はぜひこのデザートをお試しください。


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まとめ

柿は固いものが好き、柔らかいものが好きと好みが分かれる果物ですが、太秋柿は新食感の柿であり、比較的新しい品種です。

 

一般的な柿のシーズンよりも早く店頭に並び、大玉のものが多いという特徴があるので見つけやすいでしょう。

 

青みが残っている状態からも甘みと食感が感じられるというこの柿をまだ試したことがない方は、ぜひ一度召し上がって見てください。

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