グリーンキウイの旬の時期(食べ頃)や味の特徴(糖度など）を解説

栄養満点で多くの人に好まれているキウイ。

キウイといえば果肉が緑のものを思い浮かべるのが当然だと思っていましたが、若い人に聞くと、黄色の果肉のものが通常だと答える人もいるのだとか。

今回はあらためて、緑のキウイであるグリーンキウイについて、旬の時期(食べ頃)や味の特徴(糖度など）を紹介していきます。

そもそもグリーンキウイってどんなキウイ？

キウイには果肉が緑色と黄色のものがあり、緑色のものをグリーンキウイと言います。

一般的にキウイというとこちらをイメージする人が多く、ゴールドキウイよりも流通、消費量共に多いです。

果肉が緑色である他、皮の産毛が多いのが特徴です。

果肉の黄色いゴールドキウイは皮の産毛が少なく先端が尖っているといった特徴があるため、2つのキウイは切って果肉の色を確かめずとも外見から見分けられます。

食物繊維が豊富で、ゴールドキウイと比べた場合はもちろん他の果物と比較してもその量は圧倒的です。

ビタミンが豊富なゴールドキウイが老化や病気の予防を期待して食されることが多いのに対し、食物繊維の多さからお腹の調子を整える効果が期待できます。

アクチニジンという消化促進を促してくれるタンパク質分解酵素を多く含んでおり、胃もたれを防ぐ効果もあるとされています。

ビタミンCも豊富で、1個食べれば1日に必要なビタミンCを充分摂ることができます。

また可食部が多いのも魅力です。

100gあたりゴールドキウイの可食部が1.7gであるのに対し3gもあるため、1個食べる場合でもより果肉をたっぷり楽しめます。

グリーンキウイの食べごろ（旬）について

収穫時期は外国産、国内産を合わせると通年手に入れやすい果物ですが、きちんと旬の時期があります。

果肉が緑のキウイはヘイワードという品種が一般的で、国産の場合には12~4月にかけて出回り、その中でも2~3月にかけてが最も旬です。

より食べ頃のキウイを求めるのであればこの時期に購入したものを選ぶと良く、ジャムなどの保存食を作る場合もより素材の特徴が活きた美味しいものを作れるでしょう。

輸入物の場合には5~12月と旬の時期が長期にわたるので、国産、輸入それぞれの旬を見極めて購入すれば比較的いつも美味しいものを食べられます。

また旬の時期に購入した少し固めのものを追熟、保存しておけばより好みの品種を楽しめるでしょう。

グリーンキウイの味（糖度など）の特徴とは

グリーンキウイは甘みと酸味のバランスが良いといった魅力があります。

糖度がそこまで高くなく、適度な酸味があるので果物らしい美味しさを堪能できるでしょう。

追熟するほどに糖度はますので、自分好みに熟した酸味と甘みのバランスで楽しむこともできます。

他の品種に比べて固さがありますが、追熟すれば柔らかくなり、またよりみずみずしい食感で食べられるのも魅力です。

他の品種はもちろん他の果物と比べても可食部が多く、その割合は100gあたり3gもあります。

1個で充分果物を食べた気分になれるため食卓にも利用しやすい食材です。

美味しいグリーンキウイの選び方や食べ方

より美味しいキウイを選ぶためには、まず見た目から選んでいくことが大切です。

皮表面にキズや傷みが無く綺麗なものを選ぶようにし、さらに手に持った際に柔らかくなっていないかを確認しましょう。

持った感触が柔らかいものはすでに傷んでいるので、味はもちろん食感などもあまり良くありません。

熟しているかを判断するためには頭とお尻の軸を挟むように持ったとき少し弾力があるかが一つのポイントになってきます。

ほどよい弾力があれば甘く熟し食べ頃ですし、堅いのであれば追熟が必要となるので判断の目安としてください。

購入してから食べるまで時間が空くのであれば、敢えて固めのものを選ぶのも良いでしょう

キウイは自宅で追熟が可能で、バナナやリンゴなどの果物とビニール袋へ一緒にして入れておくと自然と熟していきます。

キウイ4~5個に対しバナナやりんごを1個入れておけば、発生するガスによって固いキウイが柔らかく熟れていきます。

熟れて食べ頃になったものはすぐ食べるか、冷蔵庫の野菜室で保存をするとより長持ちさせることが可能です。

そのまま食べても美味しいキウイですが、色鮮やかで見栄えも良いことからスイーツやデザートのトッピングとして添えるのもおすすめです。

フルーツサンドの具にするとより彩りよく華やかでしょう。

ミキサーにかけてスムージーなどにするとほどよい酸味と種の独特な粒粒の食感も楽しめます。

ジャムにすればより長く保存が効きます。

柔らかく加工しやすい果物なので、工夫次第で各種レシピの様々なアレンジにも役立てていけます。

まとめ

甘みと酸味のバランス、味が良いのはもちろん栄養豊富なことから、グリーンキウイは積極的に食卓に取り入れていきたい果物と言えます。

通年手に入れやすい果物なので、常備して食べられるようにしておくと良いでしょう。

食物繊維が豊富でお通じを助けてくれることから、便秘に悩む人にはよりおすすめです。

日頃果物の摂取が少なく気になる人もキウイなら気軽に食べやすいので、デザートとして一品プラスしてみてください。

糖度が高く美味しいのはもちろん健康や美容面においても優れた効果が期待できる果物なので、食べるのを習慣づけていくと身体にも変化を感じられます。