おいしい果物
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夏の時期にスーパーで見かけることもあるタカミメロン。
見た目はアンデスメロンと同じネット系メロンのため、並んで売られていても違いがよくわからないという方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、「タカミメロン」と大衆メロンの代表「アンデスメロン」を項目別に比較、解説していきます。
スーパー、八百屋でのメロン選びの参考にしてみてくださいね。
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このページの目次
アンデスメロンについて
アンデスメロンは1977年に種苗会社である「サカタのタネ」が開発、発表したメロンです。
名前の由来はアンデス山脈とは関係がなく、「アンシンデスメロン」の略からきています。
では、なぜ「アンシンデスメロン」と呼ばれていたのか。
それは開発当時、栽培する生産者や販売する流通業者、購入する消費者、すべての人が安心して扱えるメロンであることから「アンシン(安心)デスメロン」と呼ばれていたことが由来しています。
実際にアンデスメロンは多くの人に愛され、今では大衆メロンの代表と呼ばれるくらいの人気品種になりました。
（アンデスメロンの味の特徴や旬の時期など詳しい情報は別記事にて書いています。）
タカミメロンについて
タカミメロンは1990年に園芸植物育種研究所(旧:日本園芸生産研究所)が開発、発表した比較的新しいメロンです。
貴味メロンと表記されることもあり、高貴で上品な味わいを持つことからそう名づけられました。
（タカミメロンの味の特徴や旬の時期、名産地など詳しい情報は別記事にて書いています。）
アンデスメロンとタカミメロンの違いを項目別に比較
では、アンデスメロンとタカミメロンの概要がわかったところで、それぞれの違いを項目別に比較していきましょう。
見た目、味・食感、旬、産地、値段の5項目でまとめています。
| アンデスメロン | タカミメロン | |
| 見た目 | 細かい網目模様。 青肉系と赤肉系(赤いアンデス)がある。 1㎏～1.5㎏程度 | 細かい網目模様 青肉系と赤肉系(タカミレッド)がある。 1㎏～1.5㎏程度 |
| 味・食感 | 果肉はやや固めで甘みが強い。 ジューシーでみずみずしい。 | しつこくない爽やかな甘みがある。 果汁が多く、なめらかで柔らかい。 |
| 旬 | 5月～7月 (※少量ながらオフシーズンに収穫されるものもある) | 6月～7月 |
| 産地 | 茨城県、山形県、熊本県など | 千葉県、茨城県、青森県など |
| 値段 | 600～1000円程度。 特売で500円前後。 | 1000～1500円程度。 特売で500～800円程度。 |
上記の比較表の項目を上から順番に解説していきますね。
見た目
アンデスメロンとタカミメロンはサイズも同じくらいで、見た目も非常によく似ています。
どちらも盛り上がりの低い細かい網目模様が特徴のネット系メロンです。
また、アンデスメロン、タカミメロン共に品種開発当時は青肉系しかありませんでしたが、現在は赤肉系も発表され、販売されています。
ちなみに赤肉のアンデスメロンは「赤いアンデス」、赤肉のタカミメロンは「タカミレッド」と呼ばれています。
味・食感
どちらもジューシーで甘みの強いメロンです。
違いを挙げるとすれば口当たりと甘みの質が挙げられます。
アンデスメロンは果肉がやや硬めで食べ応えがあり、強い甘みをダイレクトに感じることができます。
かわって、タカミメロンの果肉は柔らかく、なめらかな口当たりでくどさのないさっぱりとした甘みを楽しむことができます。
旬
アンデスメロンは年中流通していますが、旬は5月から7月となっています。
タカミメロンは5月から8月の間が収穫期で、旬はアンデスメロンより短く、6月から7月です。
産地
アンデスメロンを最も多く生産しているのが、メロンの生産高日本一の茨城県です。
一方、タカミメロンの生産量は千葉県が最も多く、全体の約5割近くを占めています。
千葉県の飯岡町は日本で最初にタカミメロンの産地となった地域で、「飯岡貴味メロン」として特産化にも成功しています。
また、飯岡町のお隣の銚子市でも「銚子タカミメロン」が盛んに作られており、タカミメロンは千葉県を代表する特産品となっています。
値段
価格はアンデスメロンよりもタカミメロンの方が高い傾向にあります。
アンデスメロンはスーパーで1玉あたり600から1,000円程度で買え、特売の際は500円前後で買えることもあります。
タカミメロンもスーパーで売られていますが、1玉あたり1,000から1,500円程度となっており、特売では500から800円ほどで購入することができます。
ただ、稀にスーパーでアンデスメロンとタカミメロンが同価格で売られていることもありますので、旬の時期には店頭をチェックされることをおすすめします。
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【まとめ】タカミメロンはアンデスメロンよりやや高価！
アンデスメロンとタカミメロンの違いを比較してきました。
アンデスメロンは安価で甘みが強いメロンですが、その一方でタカミメロンはアンデスメロンよりも少し高級で、飽きのこないあっさりとした甘みが魅力のメロンです。
どちらも見た目はそっくりなので、スーパーで見かけた際は貼られているシールの品種名を必ず確認するようにしてください。
また、ネット通販では「アンデスメロンの青肉・赤肉セット」、「タカミメロンの青肉・赤肉セット」など食べ比べができる2色セットも売られています。
アンデスメロンとタカミメロンを食べ比べる際は青肉だけでなく、赤肉も交えて4種類を用意し、おいしさの違いを比較するのも楽しいかと思います。
これを機会にぜひ、旬のアンデスメロンとタカミメロンのおいしさを堪能してみてくださいね。
（アンデスメロンもタカミメロンも生産地によって旬が異なるので生産地を確認するようにしましょう）
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