西宇和みかんはおいしい?まずい?みんなの評判・評価まとめ

愛媛の最も西に位置する西宇和地域で作られるみかんの総称が、西宇和みかんです。

この地域でのみかんの栽培はなんと1895年から始まっていて、100年以上の歴史があります。

リアス式海岸で、しかも起伏のある土地が多いこの地域は決して畑に向いた土地ではありませんでした。

しかし、温暖な気候や日照時間などからみかん栽培には最適であることはわかっていました。

そこで西宇和の人々はとてつもない労力と知恵を使い、段々畑を作りました。

では西宇和みかんとはどのようなみかんなのか、世間の評判や評価はどうなのか、調べてみました。

西宇和みかんを食べて美味しかったという人の評価

西宇和の段々畑は海辺から急斜面が山上まで続きます。

傾斜があるため、水はけが良く、海沿いであるため日当たりもとてもいいので、太陽の恩恵を最大限に受けることができます。

また、西宇和みかんは「3つの太陽」を浴びておいしくなる、と言われています。

1つ目はダイレクトな太陽の光、2つ目は海から反射する太陽の光、3つ目は段々畑の石垣から反射する太陽の光です。そして、歴史のある畑です。

先人から続く土壌がみかんに適した素晴らしい栄養となっています。

これらの理由から、甘いのはもちろん、コクのある濃厚なみかんが出来上がります。

甘くておいしいみかん、という評判や、評価が高いのもうなずけます。

もう一つの特徴が外皮と、薄皮の薄さです。これらが他のみかんと比べてもひときわ薄いため、とても食べやすいのと、果肉の美味しさがダイレクトに味わえます。

値段もお手頃価格が多いのが西宇和みかんの嬉しいところです。

高価でしたらおいしくて当たり前、という感覚がある中、お手頃なのにおいしい、というのは値上げラッシュの中嬉しいことです。

西宇和みかんを食べて美味しくなかった（まずかった）という人の評価

全ての西宇和みかんがおいしくない、まずい、という評価ではないようです。

小ぶりなみかんの方が甘いというのは、みかん全般に言えることのようです。

なぜかというと大きいみかんの方が水分が多くなってしまうため、果汁の密度が減り、大味になってしまいます。

小さいみかんの方が果汁濃縮され味が強くなり甘くなります。

果汁の甘味がなくなった分酸っぱい、味がなくなった、まずい、というようにみかんの評判を下げ、評価も下がってしまったことにつながったようです。

西宇和みかんを買う時のポイント

みかんの種類はいろいろありますが、素人から見たらどれも同じに見えてしまい、ひとつひとつ選んで買うにしても違いがわかりづらい果物です。

スーパーで選ぶ時の参考になるように細かくポイントを示していきます。

まず皮の色は濃い橙色を選びましょう。全部同じ色に見えますが、ちょっと他のより色が濃いめのものを選ぶといいです。

色づいているものほど、光合成をしっかり行なっていて、果肉も色づき甘みが増している証拠となります。

次はみかんの皮のキメです。

キメとは？とおもいますが、これは皮のオレンジ色の小さなつぶつぶです。

これがより細かく多くひしめき合っているほど、細胞分裂がたくさん行われて、十分熟している、という証拠となります。

形はそれほどこだわらなくていいのですが、持った時に手のひらにずっしり重みを感じるものの方がいいです。わからなければ何個か持ち比べてみるのがいいでしょう。

甘い果汁が詰まっている水分は重たくなるため、重たいほど甘い、ということになります。最後はみかんのヘタについてです。

ここは見やすく判断しやすいところです。

ヘタは小さめで色は黄緑色のものを選びましょう。ヘタが大きいとみかんの水分を多く吸い取ってしまっていて、スカスカのみかんになっている可能性があります。

また、収穫後はヘタの色は緑色をしているのですがその後熟してくると黄色みがかってきます。

これらポイントを確認しつつおいしそうなみかんを選ぶのも楽しいのではないでしょうか。

まとめ

平成12年にJAにしうわは光センサーを導入して、みかんの糖度や酸度をデータ化し、常に安定したおいしさを提供してくれるようになりました。

数値で評価できるようになったことがより農家さんの生産意欲を高めているようです。

甘くておいしい繊細な味のみかんです。ぜひお試しください。