おいしい果物
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サンふじりんごというのはりんごのブランド名です。
古代ギリシャ神話やインド6000年の歴史にもりんごは存在し、日本だけではなく世界中で体にいい果物として重宝されてきました。
ブランド名をもったりんごは他のりんごとどう違うのか、旬の時期や食べ頃の状態など徹底的に追及してみたいと思います。
美味しい食べ方や糖度など、味に関する点もしっかり解説します。
これを読めば、きっとサンふじりんごを食べてみたくなるに違いありません。
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このページの目次
そもそもサンふじりんごってどんなりんご？
長野県のJA全農長野が商標登録しているりんごの名前です。
「サン」と付くのは、りんごを栽培する際に袋がけをしない、袋なし栽培のりんごです。
通常、りんごの生産では袋がけをして、防虫効果や傷がつかないようにしていました。
近年は、袋がけを行わずに日光に自然な状態で当てて育てた方が、見た目が少々悪くても、甘味が増すとわかってきました。
そのため、サン〇〇と名付けた無袋栽培のりんごがどんどん普及しているのです。
もともと「ふじ」と呼ばれるりんごは日本の中でも最も生産が多く、代表的なりんごとして有名です。
無袋栽培のカテゴリーの中でも日本国内で一番作られているりんごになります。
あえて日光に当てることで、栄養価はもちろん糖度もアップ、ふじ特有のシャキッとした歯ごたえはそのままに甘味が増しているのがサンふじの魅力です。
酸味と甘みのバランスがとれたりんごは、同じふじりんごでも味がよいと言われ差別化にも成功しています。
サンふじりんごの食べごろ（旬）について
一般的なふじりんごの旬は、10月から12月ごろと言われています。
日持ちしますので、保管方法がよければ半年保存も不可能ではありません。
しかし食べ頃といわれる間でも、「密入りりんご」の期間はさらに短いです。
「密」というのは、生育の過程で自然にりんごの中に蓄積されるもので、果肉の中にある半透明な部分の事を指します。
ふじには蜜が入りやすいといわれているのですが、その期間は収穫後約1ヵ月しかもちません。
蜜があるものはとれたてのりんごだと覚えておくのがいいでしょう。
サンふじりんごの味（糖度など）の特徴とは
糖度とは果物の甘味を表すためによく使われる指標で、果汁100グラム中の糖分を示しています。
サンふじは、他のりんごよりも糖度が高いことがわかっています。
糖度は15度前後で、完熟メロンとおなじぐらいの甘味があります。
サンふじが甘い原因の1つは、生産中に起こる気候の寒暖差です。
長野県、青森県、福島県など、東北を中心としたサンふじの産地はどこも盆地で、夏冬の寒暖差も激しい所が多いです。
また、暑い夏を迎えた年には、その年の秋以降に収穫されるりんごがより美味しくなるとも言われています。
それは日照時間が長いほどりんごは熟成が増すからです。
りんごの木は葉っぱや根っこから栄養を吸収し、果実にその栄養を注ぎ込みます。
収穫の時期に寒くなると、サンふじは栄養を閉じ込めようとして、中に蜜をため込みます。
この蜜は収穫後に長く保管されたりんごには存在しません。
りんごは木からもぎ取られても呼吸をし続け、栄養の役割をしている蜜は次第にりんごの呼吸に使われて、やがてなくなってしまうのです。
サンふじが他のりんごよりも有名なのは酸味と甘みの絶妙なバランスと、その歯ごたえだと言われています。
蜜が入るりんごは水分を多く含み、寒暖差で実がひきしまっています。
しゃきっとした歯ごたえとくちの中に含んだ時にじわっと感じるジューシーさは、サンふじの特徴といえるでしょう。
美味しいサンふじりんごの選び方や食べ方
美味しいサンふじを楽しみたいなら、収穫後あまり日にちを置かずに食べるのがおすすめです。
新鮮なサンふじには蜜が入っている可能性が高く、より甘味が増し、美味しいと言われています。
選ぶポイントは、香りがしている事とりんごの艶です。
食べ頃になると持った瞬間にいい香りが漂ってくるのですぐわかるでしょう。
皮に色むらがあっても艶があれば美味しいりんごです。
もう一つのポイントはおしりの部分の色が黄色やオレンジがかかっていると、蜜が入って甘い可能性が高いです。
皮の色は気にせずおしり部分の色をチェックしましょう。
おすすめの食べ方は、そのまま食べることです。
皮にも栄養があるため、果物用の洗剤で軽く洗ったら、皮ごと食べてみてください。
状態がいいものは皮も柔らかく、そのまま食べるのが一番美味しいです。
お子様には、すりおろしたり、ジュースにして飲ませたりすると、栄養満点です。
大量にサンふじが手に入ったら、簡単なジャムを作ってみるのもいい方法です。
完熟りんごはそれだけでもごちそうですが、長期保存が可能になり果物に含まれるペクチンという栄養素もとれます。
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まとめ
サンふじは名前どおり、日光が酸味と甘みを生み出した素晴らしいりんごです。
スーパーやコンビニでは通年みかけるりんご。
しかし旬の時期が一番おいしいのは間違いありません。季節を意識し、ブランド果物をさらに美味しく食べるために、一番いい状態を狙って食してみてください。
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