尾花沢すいかの旬の時期(食べ頃)や味の特徴(糖度など）を解説

キンキンに冷やした大きなスイカは、かぶりついた瞬間ジュワッと果汁が口の中に広がり、暑い夏に旬のすいかを食べると本当に美味しいです。

最近ではすいかの初せりで何万円もの高値がついた、とニュースになるようなブランドすいかと呼ばれる高級すいかも出てきています。

尾花沢すいか（でこ助すいかとも呼ばれています。）もそんなブランドすいかの1つです。

今回は尾花沢すいかについて、どのようなスイカなのか、旬の時期や味の特徴（糖度）などを紹介していきます。

そもそも尾花沢すいかってどんなすいか？

尾花沢すいかはすいかの名産地山形県の尾花沢市とその周辺地域で生産されており、その品質の高さと美味しさが特徴のブランドすいかです。

山形県といえば雪深い地域のイメージがありますが、尾花沢周辺もいわゆる豪雪地帯に分類されます。

尾花沢市は盆地である地形から夏の間は日中に暑くなり、朝夕に冷え込みがあるという、すいか栽培に適した気候なのです。

そんな気候の中、ブランドすいかを作るために、さらに土壌にも並々ならぬ工夫をされている農家さんが美味しいブランドすいかを生産しているのです。

この品種は大きくて、糖度が高く、形が良いことでも知られています。

4kg以上のすいかは大玉すいかと分類されますが、尾花沢すいかはほとんどのものが4kg以上となります。

また大きいものでは10キロから16キロほどにもなりますので、いかに大きいかが簡単に想像できます。

大きいすいかは味も大味でそう魅力を感じないと思われるかもしれませんが、そこはブランドすいかということもあり、甘くて美味しいお味はお墨付きです。

尾花沢すいかの食べごろ（旬）について

すいかは真夏に食べるイメージが強いですが、品種によっては6月ごろから食べ頃が始まります。

その中でも尾花沢すいかは夏すいかに分類され、7月から8月にかけて食べ頃の最盛期を迎えます。

すいかの収穫が始まると尾花沢市の国道沿いにあるすいかの直売所には旬のすいかがたくさん並びます。

お住まいの地域によってはなかなか山形県まですいかを買いに行くのは難しいかもしれませんが、すいか好きなら一度は訪れ、大きくて食べ頃のものを購入したいものです。

尾花沢すいかの味（糖度など）の特徴とは

一般的なすいかの糖度は11度程度ですが、尾花沢すいかは糖度が12度〜13度あり、非常に甘みがあります。

すいかは皮に近い白い部分の方に向かって段々と糖度が下がる特徴がありますが、尾花沢スイカは白い部分ギリギリまで甘いということでも知られています。

少し値の張るブランドすいかを買ったら、捨てる部分をできるだけ少なくして全部食べたいと思う気持ちまでも満たしてくれる、満足度の高いすいかなのです。

大きなすいかを食べた時に、果実がボソボソとした食感であまり果汁を感じられなかったという記憶がある方もいるかもしれません。

しかし、尾花沢スイカは大きくても歯応えがよく、シャリっとした食感であることも大きな特徴の1つです。

大人数ですいかを食べる機会がある時には、ぜひ大きなものを選んで味わってみてください。

美味しい尾花沢すいかの選び方や食べ方

すいかを買うときに、表面を叩いて音を聞いてから買うという方も多いと思います。

すいかに慣れ親しんだ熟練者や、生産者であれば音を聞き分けて品質の良し悪しを決めることができるでしょうが、一般的な家庭では何度もすいかを丸ごと買う機会はそうそうないでしょう。

なんとなくこの音かな？なんて当てずっぽうで売り場のすいかを叩きまくるという行為は、お店の人に対して非常に迷惑な行為と言えるでしょう。

対面ですいかを購入する場合には、希望の大きさを伝えプロに選んでもらうのが一番です。

売り場に店員さんがいない場合には、持ってみてしっかりと重みを感じられるものを選ぶと良いでしょう。

10キロ以上あるようなすいかをいくつも持ち比べるのは大変だという方は、すいかの縞模様がはっきりと出ていて、模様が綺麗なものを選ぶと良いでしょう。

また食べ頃になるとすいかのつるの周りが少し凹んできます。すいかはマンゴーやメロンのように収穫してから熟していく種類の果物ではないので、購入したら涼しいところで保管しておき、食べる前に冷やしてからできるだけ早めに食べ切るようにするのが良いでしょう。

大き過ぎるすいかは冷蔵庫に入らない！という贅沢な悩みも出てきますが、そんな時には食べやすい大きさに切って密閉容器などに入れておくと省スペースで冷蔵庫の中に収まり、食べたい時にすぐに食べられるので便利です。

まとめ

夏の風物詩の1つであるすいかは、暑い夏に食欲がない時にでもさっぱりと食べられ、適切に水分補給を行うことができます。

冷たい飲み物やビールは夏に美味しく飲み過ぎてしまいがちですが、お腹を壊してしまったり、疲れが残りやすくなったりすることもあります。

今年の夏は旬のすいかを食べることで、健康的に暑い夏を乗り切りましょう。